西九龍駅に立ち寄ってからパレスミュージアムに行きました。
西九龍駅は空港のような造りになっています。
パレスミュージアム(香港故宮文化博物館)は「伝統的な中国建築」「中国美術」「香港の街並み」をコンセプトとした建築で、周囲の景観とも調和がとられています。
特に3か所のアトリウムは複雑な流れがよく見えて美しく、印象に残っています。
PMQは中庭に面した二つの棟からなり、個室はありつつも開放的な空間でした。
もともと警察宿舎であったため、小さな部屋が多いです。
店舗はセレクトショップが多く、中庭はバザールでにぎわっているので学校の文化祭のような空間ができあがっていました。
中環中心はロビーの見学ができないため外から見学し、週末になると出稼ぎの家政婦さんたちが上海銀行の下に集まるということだったので、その様子を見に行きました。
建物の下に見渡す限りびっしりレジャーシートや段ボールが引かれていて、人でにぎわっている光景は初めて見たので驚きました。
最後に4分以上も乗り続ける世界一長いエスカレーターで大館へ行きました。
大館はヘルツォーク&ドムーロンによる文化施設で、もとは警察署があった建物をはじめとする16の歴史的建造物と2つの新しい建築物からなります。
PMQと似たような構成をしつつも、もう少し落ち着いた雰囲気で、より内部空間が広くはっきりしているようでした。
その後は全員で夕食に飲茶を食べました。セントラル周辺の街を自由に散策しながら建築を回る時間もあり、充実した一日となりました。
(木村)